> 2020年3月、セゴビアからマドリードへ戻り、その後バルセロナへ向かった。 >
> 本来ならスペインの大都市を楽しむはずだったけど、この頃にはコロナの影響が一気に強くなっていた。 >
> 友人とは合流できた。サグラダ・ファミリアも外から見られた。でも、レストランは閉まり、食事はスーパー中心になり、街全体が止まり始めているような空気があった。 >
セゴビアは、人が少なくて落ち着いた街だった。
アルカサルや大聖堂も良く、スペインに入ってから一番安心して歩けた場所だったと思う。
でも、マドリードへ戻ると空気が変わった。
友人とは無事に合流できたものの、レストランはほとんど閉まっていた。旅行先で夜ご飯を探す楽しみはなく、開いているスーパーで食べ物を確保するような滞在になった。
その後に向かったバルセロナでも、状況はあまり変わらなかった。
サグラダ・ファミリアを外から見られたことは本当に良かった。でも、中には入れなかった。
この記事では、マドリードで友人と合流した話、レストランが閉まり始めていた街の空気、バルセロナで見たサグラダ・ファミリア、そしてスペインで食事を楽しめなかった記録をまとめる。
記事の流れ

セゴビアからマドリードへ
移動日|失敗したと思ったら、結果的にバスで助かった
セゴビアからマドリードへ戻る日は、最初から予定通りにはいかなかった。
電車に乗るために2キロ歩いて駅まで行ったが、着いた時にはちょうど電車が出発していた。
しかも土曜日だったため、次の電車は2時間後。
かなり困った。
ただ、ここで「Googleマップに載っていないだけで、マドリード行きのバスがあるのではないか」と思った。
セゴビアの人に聞いて回ると、実際にバスがあることが分かった。
バス停まで1.5キロほど戻る必要はあったが、行ってみると、行きの電車の半額以下で乗ることができた。
しかも、バスの方が一本で行けて早かった。
この旅では、失敗したと思った出来事が、結果的にいい方向へ進むことが何度かあった。
セゴビアからマドリードへの移動も、そのひとつだった。
マドリードで友人と合流
マドリード到着後|知っている人と会えた安心感と、街の違和感
マドリードでは、無事に友人と合流することができた。
海外で知っている人と会えると、かなり安心する。
ここまで一人で移動しながら、パリ、リスボン、コインブラ、ポルト、セゴビアと回ってきた。
だから、友人と合流できたこと自体はかなり嬉しかった。
ただ、マドリードの街の様子は、普通の旅行とはかなり違っていた。
観光地に来たというより、「これからどうするか」を考え始める場所になっていた。
レストランが閉まり始めた街
マドリード滞在|開いているのはスーパーくらいだった
マドリードでは、レストランがほとんど閉まっていた。
本当にどこも開いていなかった。
この時点で、コロナの影響をかなり強く感じた。
それまでの旅でも、ルーブル美術館が閉まっていたり、リスボンで行こうとした店が閉まっていたり、少しずつ影響は感じていた。
しかし、マドリードでは「街全体が止まり始めている」という感じがあった。
普通なら、旅行先で夜ご飯を探す時間は楽しみのひとつになる。
でも、この時はどこも開いておらず、食事をどうするかでかなり困った。
レストランが閉まっていたため、開いていたのはスーパーくらいだった。
食材や飲み物をまとめて買う必要があり、スーパーでの出費も大きくなった。
旅行中は、その土地の料理を食べることも楽しみのひとつだが、この頃は外食できる状況ではなかった。
食べたいものを選ぶというより、「開いている店で買えるものを買う」という感じだった。
マドリードでは、観光の印象よりも、スーパーで食べ物を確保した記憶の方が強い。
### マドリードでかかった費用
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| マドリード市内交通 | 3.10ユーロ |
| スーパー | 42.54ユーロ |
| 教会 | 1ユーロ |
| 友人から受け取ったお金 | -20ユーロ |
スーパーでの出費が大きいのは、レストランが閉まっていて、食材や飲み物をまとめて買う必要があったからだと思う。
旅先で外食できない状況になると、費用の使い方もかなり変わる。
### リスボンへ戻る判断
レストランが閉まり、スーパーしか開いていない状況になって、これからどうしようとかなり困った。
このままマドリードにいても、観光も食事も思うようにできない。
さらに、コロナの影響はこれからもっと強くなりそうだった。
旅の序盤は「少し不安だけど、旅行はできる」という感覚だったが、この頃には「このまま旅を続けて大丈夫なのか」という不安が強くなっていた。
マドリードに長くいるより、前半でかなり良い印象を持っていたリスボンへ戻った方がよさそうだと感じた。
リスボンは、人が優しく、ご飯が美味しく、パリやスペインの大都市よりも少し安心できる場所だと感じていた。
もちろん、リスボンもこの後は店が閉まり始めていく。
それでも、この時点ではマドリードにいるよりリスボンへ移動した方がよいと思った。
結果的に、この判断が旅の終盤の流れを決めることになった。
バルセロナとサグラダ・ファミリア
バルセロナ滞在|念願のサグラダ・ファミリアは外からだけ見られた
マドリードからバルセロナへ移動した。
本来なら、バルセロナはかなり楽しみにしていた街だった。
特に、サグラダ・ファミリアはずっと見てみたかった場所だった。
ただ、この時期はすでにコロナの影響がかなり強くなっていて、普通の旅行のように観光や食事を楽しめる雰囲気ではなくなっていた。
バルセロナでも、マドリードと同じように、レストランはほとんど開いていなかった。
旅行先で食事を探す楽しみはかなり制限されていた。
外食したいと思っても、そもそも店が開いていない。
この頃には、旅先で「何を食べるか」よりも、「開いている店で何を買えるか」を考えるようになっていた。
それでも、サグラダ・ファミリアを見ることはできた。
実際に見たサグラダ・ファミリアは、とても印象に残るものだった。
写真や映像では何度も見たことがあったが、実物を見るとやはり迫力が違う。
「バルセロナに来た」という実感が一番強かったのは、この場所だった。
この旅では、パリのエッフェル塔、リスボンのベレンの塔、ロカ岬、ポルトのドウロ川、セゴビアのアルカサルなど、いろいろな場所を見てきた。
その中でも、サグラダ・ファミリアはかなり記憶に残っている。
ただ、中には入れなかった。
これは本当に残念だった。
せっかくバルセロナまで来て、外から見ることはできたのに、中に入れない。
コロナの影響なので仕方ないとはいえ、旅の中でもかなり悔しかった出来事だった。
サグラダ・ファミリアは、外観だけでも十分すごかった。
だからこそ、内部も見たかったという気持ちが強く残った。
次にバルセロナへ行くなら、必ず中に入りたい。
### バルセロナでかかった費用
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| バルセロナ2日券 | 16.90ユーロ |
| マドリードから空港まで | 4.90ユーロ |
| トイレ | 1ユーロ |
| スーパー | 15ユーロ |
メモ上では、合計は**37.8ユーロ**ほど。
観光費というより、交通費とスーパーでの出費が中心だった。
レストランが閉まっていたことで、旅の楽しみ方もかなり制限された。
### コロナ差別を受けたこと
バルセロナでも、コロナに関連した差別を受けることがあった。
日記には「だいたい1カ国に一度コロナ差別された」と残している。
当時は、アジア人に対する視線や言葉がきつくなる場面があった。
もちろん、出会った人全員がそうだったわけではない。
親切な人もいたし、助けてくれた人もいた。
それでも、旅の中でそういう経験があったことは事実として残しておきたい。
楽しい旅行記だけではなく、2020年3月のヨーロッパを旅していたリアルな記録として、この部分も大事だと思う。
スペインで食事を楽しめなかったこと
食事の記憶|スペイン料理より、スーパーで食べ物を確保した記憶が強い
2020年3月のスペイン旅では、正直なところ「スペイン料理を楽しんだ」という記憶はあまりない。
セゴビアでは朝ビュッフェやパンを食べて、落ち着いた街の雰囲気を楽しめた。
しかし、マドリードやバルセロナではコロナの影響でレストランが閉まり始めていて、食事はスーパー中心になった。
ポルトガルではナタ、バカリャウ、ポートワイン、タコ料理など食べ物の印象がかなり強かった。
一方で、スペインでは「食べ物を楽しめなかったこと」自体が記憶に残っている。
普通の旅行なら、スペインではパエリアやタパス、チュロスなどを楽しみたかった。
でも、この時はそれどころではなかった。
マドリードでは、食べたいものを選ぶ以前に、そもそも食べられる店が見つからなかった。
バルセロナでも、サグラダ・ファミリアの中に入れず、レストランも閉まっていた。
旅の楽しみがかなり制限されていると感じた。
### 次にスペインへ行くなら食べたいもの
今回あまり食事を楽しめなかった分、次にスペインへ行くなら食べたいものがたくさんある。
- パエリア
- タパス
- 生ハム
- チュロス
- スペインワイン
- バルセロナの市場ごはん
- マドリードのバル巡り
特に、マドリードやバルセロナでは、本来なら街のレストランやバルを楽しみたかった。
今回の旅ではそれができなかったので、いつか改めてスペインへ行って、ちゃんと食事を楽しみたい。
マドリード・バルセロナで感じたこと
マドリードは、本来ならもっと観光できる街だったと思う。
しかし、今回の旅では、観光の記憶よりもコロナの影響で街が閉まり始めていた記憶の方が強い。
友人と合流できたことは良かったが、レストランが閉まり、スーパーしか開いていない状況はかなり不安だった。
自分にとってのマドリードは、「観光した街」というより、「旅を続けるか考え始めた街」だった。
バルセロナは、本来ならもっとじっくり楽しみたい街だった。
街歩き、食事、建築、観光地。
いろいろ見るべきものがある街だと思う。
しかし、今回の旅ではコロナの影響が強く、レストランは閉まり、観光地にも入れない状況だった。
それでも、サグラダ・ファミリアを外から見られたことは本当に良かった。
この旅の中で、バルセロナは「ちゃんと楽しめなかったけれど、もう一度行きたい街」として記憶に残っている。
スペイン編は、正直に言うと不完全燃焼だった。
だからこそ、次に行くなら、ちゃんとレストランに入り、サグラダ・ファミリアの中も見て、マドリードやバルセロナを改めて楽しみたい。
次の記事へ
次は、スペインから再びリスボンへ戻る。
マドリードやバルセロナでコロナの影響を強く感じ、このままスペインにいるより、前半で印象の良かったリスボンへ戻ることにした。
ただ、戻ってきたリスボンも、1週間前とは街の空気が変わっていた。


